電子マネーは、最近ではクレジットカードなどと同様に広く浸透している決済手段です。
そんな電子マネーを現金化する方法はないだろうか?と考える人もいるはずです。
結論から言うと、電子マネーを現金化することは可能であり、方法によっては即日現金化することもできます。
ただし、そのためには気をつけなければならないことが多く、方法や手順をしっかり調べた上で行うことが大切です。
この記事では、
電子マネーを即日現金化する4つの方法がすごい!
電子マネーの残高を現金化することができる、4つの方法について紹介します。以下にまとめました。
それぞれの方法にはメリット・デメリットもあるので、これから電子マネーを現金化しようと考えている人はしっかり読んでおいてください。
電子マネーでギフト券を購入し買取サイトで現金化する
コンビニなどの店舗では、さまさまな種類のデジタルギフト券が販売されていますが、基本的に電子マネーやクレジットカードで購入することはできず、現金で購入しなければなりません。
しかし、コンビニによっては実は一部の電子マネーやクレジットカードでデジタルギフト券を購入することもできるのです。
もし電子マネーでデジタルギフト券を購入することができれば、それをギフト券買取サイトを利用して高い買取率で現金化することができます。
銀行口座へ払い出しが可能な電子マネーもある
電子マネーにはたくさんの種類がありますが、一部銀行口座に払い戻しが可能な電子マネーもあります。
無駄な手順を省いて、確実に電子マネーの残高を現金化することができるのがメリットです。
ちなみに、銀行口座への払い戻しが可能なのは以下の電子マネーです。
- PayPay
- auPAY
- d払い
- LINE pay
- メルペイ
よく使われているメジャーな電子マネーが多いので、金欠の時や残高の使い道がない時には払い戻しという方法を使うのもアリでしょう。
ただし、メリットばかりではなくデメリットもあるのが事実です。まず、電子マネーの残高を銀行口座に出金するには手数料がかかるため、少額とはいえ損をしてしまいます。
そして、払い戻しの申請をしてから実際に銀行口座に振り込まれるまでには日数がかかるため、急ぎで現金が必要な場合には向いている方法とはいえません。
電子マネーで購入した商品を転売する
電子マネーでギフト券を購入して買取サイトで現金化する方法については最初に説明しましたが、それ以外の商品を購入して転売するという方法もあります。
この方法であれば、購入できる店舗や商品の種類もかなり多くなります。
転売の手段としては、
- リサイクルショップなどの買取店に持ち込む
- フリマアプリやオークションサイトを利用する
といった方法があります。
リサイクルショップなどの店舗で買取してもらうメリットは、その場で即日現金を受け取ることができ、業者とのやり取りなのでトラブルの心配がないことです。
ただし、どうしても店舗の経費や利益を考えた上で買取率が設定されているので、買取価格は低く損をしてしまうことがほとんどです。
フリマアプリやオークションサイトでは、自分で希望の販売価格を設定することができ、手数料はかかるものの店舗で買取してもらうのと比べると、販売価格に近い利益を得ることができます。
デメリットとしては、売れるまでに日数がかかったり売れてからも発送から到着、売上金の入金までにも日数がかかること、個人間の取引となるためクレームや詐欺などのトラブルが発生する可能性があることです。
電子マネーの解約で残高を返金してもらう
どうしても現金が必要で困っている時に、Suicaの残高が残っているのであれば解約して残高の払い戻しをしてもらうという方法もあります。
手数料がかかりますが、確実に残高に近い金額を現金で受け取ることができるのが、メリットです。
しかし、問題点は手数料以外にもあり、申請してから返金されるまでに手続きの関係上、1ヶ月ほどの日数がかかります。そのため、即日現金化する方法としては残念ながら利用することはできません。
コンビニ別で紹介!現金化が可能な電子マネーの種類
電子マネーを現金化する方法としては、コンビニでデジタルギフト券を購入してギフト券買取サイトで買取してもらうという方法があります。
しかし、コンビニによってギフト券の購入に使える電子マネーの種類は限定されていて、どの電子マネーでも購入できるというわけではありません。
ここでは、コンビニごとに現金化の手段として使うことができる電子マネーの種類について詳しく説明します。
セブンイレブン
セブンイレブンでは、各種電子マネーで商品を購入することがですますが、ギフト券を購入することができるのはセブンイレブンのグループが提供している電子マネー「nanaco」のみです。
他の電子マネーでは、ギフト券を購入することができません。
また、セブンイレブンでnanacoでの支払いをするとポイントがたまるのがメリットですが、nanacoでギフト券を購入した場合にはポイント付与の対象外となるので、注意が必要です。
ファミリーマート
ファミリーマートでは、電子マネーファミペイでAmazonギフト券などのデジタルギフト券を購入することができます。ファミペイ以外の電子マネーでの購入は、不可となっています。
さらに、ファミリーマートでは末尾に1・5・0がつく日にデジタルギフト券をファミペイで購入すると、ファミペイボーナスが1.5%還元されるという特典があります(ただし、楽天ギフトカード・楽天Edyカードは特典の対象外となっています)。
ファミペイのチャージ方法では、ファミマTカードのクレジットカードを利用するとチャージ額の0.5%ファミペイボーナスが付与されるので、大変お得です。
貯まったファミペイボーナスを利用して、またギフト券を買うこともできます。ファミペイにクレジットカードでチャージするなら、ファミマTカードを使うのが断然おすすめです。
ファミペイは、他の電子マネーと比較すると利用できる店舗が限定されますが、ファミリーマートで利用するとメリットが非常に大きいので、普段よくファミリーマートを利用する人やクレジットのファミマTカードを持っている人には、魅力的な電子マネーといえます。
ローソン
ローソンでは、残念ながらどのクレジットカード・電子マネーでもギフト券を購入することはできません。ただ、通常の販売商品の購入時には、各種電子マネーでの支払いが可能です。
もしローソンで電子マネーを利用して現金化をするのであれば、ギフト券以外の販売商品を購入して現金化するしかありません。
当然、ブランド品や大型家電などはローソンで販売されていないので、スマホ関連のアイテムや書籍、コスメなど換金しやすい商品を購入して、リサイクルショップやフリマアプリなどで現金化するというやり方になります。
ミニストップ
ミニストップでは、提携している電子マネーWAONやイオンカードでギフト券を購入することができます。
WAONは利用できる店舗が豊富なので、普段から使う機会のある人もう多いメジャーな電子マネーのひとつであるといえるでしょう。
ミニストップでは、シートタイプ・カードタイプのAmazonギフト券を購入することができますが、電子マネーWAONで購入できるのはカードタイプのみとなっています。
ミニストップでは、ポイントがたまるWAONカードを提示した上で
- 現金
- イオングループ発行の商品券
- イオンギフトカード
のいずれかで支払いをした場合はWAONポイントがたまりますが、クレジットカードや電子マネーでの支払いではポイント付与の対象外となります。
電子マネーを即日現金化するメリット
電子マネーを即日現金化することのメリットについて、以下にまとめました。
メリットの内容をふまえて、現金化するかどうかを検討してください。
使い道のない電子マネーの残高を現金として使えるようになる
電子マネーは基本的にチャージ式となりますが、使う予定があって多めの金額をチャージしていたものの、予定が変わってしまうということは意外とよくあるものです。
電子マネーは使える店舗が限られていて、購入できない商品や利用できないサービスもあります。
そのため、使う予定のない電子マネーの残高を現金化することができれば、使い道が大幅に広がるというメリットがあります。
チャージ式なので使い過ぎを防ぐことができる
現金化の手段としては、クレジットカード現金化に対応したサイトをネット上に多数見かけます。最近では、後払いアプリや携帯のキャリア決済に対応した現金化サイトも増えています。
しかし、このような現金化サイトはまとまったお金を用意できるので便利である反面、高額のお金を用意して後から支払い日までに返済しなければならないので、使いすぎるとさらにピンチに陥るリスクもあるのです。
電子マネーの現金化の場合は、既にチャージしてある残高を現金化することになるので使いすぎの心配はありません。
本来、電子マネーという形で持っているお金を現金という形に変えることになるので、返済の必要がないというのがメリットです。
手元に現金がないピンチを解決することができる
電子マネーを即日現金化することの大きなメリットは、手元にある現金を増やすことができるということです。
特に、
- 現在お金がなくてピンチである
- クレジットカードや後払いアプリの使えない支払いがあっで困っている
という場合に、電子マネーを現金化することができれば解決することができる可能性があります。
電子マネーを現金化する方法はいろいろありますが、今すぐに現金が必要だという場合には、即日現金化ができる方法を選ぶ必要があります。
電子マネーをギフト券買取サイトで現金化する流れ
電子マネーを、ギフト券買取サイトを利用して現金化する流れについてステップに分けて説明します。
初めて電子マネーの現金化をしようとしている人は、しっかり確認しておきましょう。
まずは、電子マネーでコンビニでギフト券を購入します。ギフト券は店内で販売しているので、購入したいギフト券をレジに持っていき、電子マネーで支払いをすればOKです。
ただし、コンビニによってはギフト券の購入に使える電子マネーが限られているので注意してください。
ギフト券を購入したら、ネット上にある買取サイトにWEB申し込みをします。サイト内のWEB申し込み用の専用フォームに、個人情報やギフト券の情報、振込先の金融機関の情報などを入力して送信します。
申し込み自体は24時間受付していますが、サイトによって対応の早さは異なります。
担当者から買取金額などの連絡が来ます。内容を確認し、納得できた場合はそのまま買取手続きに進みます。
初回利用時は、本人確認のために身分証明書の画像を提示する必要があります。
買取手続きが完了すると、申し込み時に指定した金融機関の口座に基本的に即日振込となります。
ただし、サイトの対応可能時間をすぎている場合や、指定した金融機関によっては翌営業日の入金となることもあります。
電子マネーの現金化で注意すること
電子マネーの現金化にはメリットも多いですが、注意しなければならないこともあります。
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
一部の電子マネーを利用すれば、コンビニでギフト券を購入することができますが、クレジットカードや後払いアプリとは異なり、電子マネーは基本的に事前にチャージをしておかなければ支払い方法として使うことができません。
既にチャージしてある残高を現金化する、という場合には何も問題はありませんが、チャージをしていない状態の電子マネーでは対応しているコンビニでもギフト券を購入することができず、結局現金化の手段として利用することはできません。
電子マネーを現金化するには、既に残高をチャージしてあることが大前提となります。
電子マネーで、購入したギフト券を買取してくれるサイトは数多くあります。しかし、たくさんのサイトがある中で悪質な詐欺サイトや、安全性の低いサイトも潜んでいる可能性があります。
よく調べずにそのようなサイトを迂闊に利用してしまうと、
- ギフト券だけを盗まれて現金が振り込まれない
- 買取はしてもらえても相場よりかなり買取率が低い
- 個人情報を悪用されたり外部に漏らされる
などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
カードタイプのギフト券の買取を希望する場合は、事前にサイトの説明をよく読んで確認しておきましょう。
また、コンビニで購入したAmazonギフト券の買取は不可、としている買取サイトは多いです。電子マネーでギフト券を購入しようとしている場合は、事前に買取が可能かサイトに問い合わせておきましょう。
電子マネーの現金化は違法行為ではないため、警察につかまるような心配は全くありませんが、実は電子マネーの利用規約では現金化目的での利用が禁止されています。
もし発覚した場合は、今後その電子マネーを使うことができなくなるなどの厳しい措置がとられる可能性があります。
普段から日常的に電子マネーを使用している人にとっては、不便でデメリットが大きいでしょう。
電子マネーの中には、残高を指定の銀行口座に出金できるものもあります。ただし、注意しなければならない点はその残高をチャージした方法です。
残高の出金が可能だからといってクレジットカードで多額のチャージをしても、結局現金に換えることはできず後日クレジットカードの請求が増えるだけになるので注意しましょう。
電子マネー現金化でよくあるQ&A
電子マネーを現金化する方法・注意点まとめ
電子マネーを即日現金化する方法やメリット、現金化の流れや注意点などについて一通り説明しました。
現金がなくて困っている時に解決する方法のひとつとして、おすすめです。
ただし、コンビニによってギフト券購入時に使える電子マネーはかなり限られているということや、ギフト券買取サイトは非常に多く、安全に納得のいく現金化を行うためにはサイト選びが非常に重要となります。